血の轍(1〜10巻)の感想
以前1巻だけ読んでいて、本屋で見かけて気になったので最新巻まで購入しました。
2021年2月3日時点で、kindle版は3巻まで無料で読めるみたいです。すごい。
序盤は重く、暗くてとにかく怖いです。
怖いもの見たさでつい読んじゃう、というか。
初めて読んだ時はシリアスなのか、ミステリーなのか、ホラーなのか
どう捉えればいいのかわからなかったのですが、
読み進むにつれめちゃくちゃホラーだと思いました。笑
読み終えたあとに鳥肌が立った巻もあったので。
精神的な面と、視覚的な面の両方でダメージを受けたので
最近の漫画に刺激が足りないと思っている人にはおすすめです。
1コマが大きめに感じられたのと、
吹石の言動にもう少しバリエーションが欲しかったです。
私は「惡の華」の佐伯のギャップが結構好きだったので…。
(やりすぎると話の収拾がつかなくなるとは思いますが笑)
とはいえ、今までに漫画では読んだことのない
真面目でリアルなシリアスドラマのストーリーは面白かったです。
映画でいうと園子温監督の作品よりもう少し落ち着いていて、シリアスな印象。
自分の思っていることをある程度発散していかないと、いつしか他人のことが
文字通り、どうでもよくなってしまうんだろうなぁ、という感想でした。
今回はここで終わります。
ご一読いただきありがとうございました。