【PC版】Obductionの感想
Obductionをプレイしました。
小学生の頃に親と「MYST」をプレイしていて(「RIVEN」は未プレイです)
雰囲気が好きだったので買ってみたのですが、結論から言うと、
うーん…私にとってはいまいちでした。
なるべく気を付けていますが、話の都合上、
「雰囲気」と「謎解き」には少しだけネタバレが含まれています。
日本語化、その他の設定
steamには「日本語はサポートされていません」と表示されていますが、
ライブラリ→ゲームを右クリック→プロパティ→ローカルファイル→参照→
Content→Localzation→Languagesを開いて
{
"LanguageID": "jp",
"LanguageName" : "Japanese",
"DisplayName": "日本語"
}
を追加、という手順で日本語が選択できるようになります。(2021年3月10日時点)
一部のメモは表示されないのでストーリーを理解するには少し不便ですが、
謎解きに支障が出ることはないです。
また、触ることができるアイテムとオブジェクトが判別しづらいので、
設定→全般→重要オブジェクトの発光をオンに変更するとプレイしやすいです。
(デフォルトはオフだったと思います)
操作感
もともと私は酔い耐性があまりあるほうではないのですが、
ほとんどのFPSゲームは酔わずにプレイできます。(一部のゲームは酔います)
Obductionは探索が多いゲームであるにもかかわらず、操作中にすごく酔いました。
これが一番つらかったです。
一人称視点ですが主人公の体や腕が一切見えないので、浮遊感がすごいのが
原因なのかな、とプレイ中に思ったりしました。
一応、設定→コントロール→ナビゲーションタイプ→フリーロームから
ポイント&クリックに変更すると移動中の視点が固定されて酔いづらい、というのも
調べて試してみたのですが、これはこれで操作の自由度が低く、
プレイしていてもどかしさを感じました。
結果的に、フルスクリーンをやめてウィンドウにすることで
プレイできるようになりましたが、わりと強引な解決方法になってしまいました。
PS4版の公式サイトを運営しているサンソフトの方も酔いについては
認識しているようで、サポートにも書かれています。
本編とは関係ありませんが、この回答はゲームに対する愛情が感じられて
ほっこりしました。笑
雰囲気
序盤はそこそに不気味な雰囲気で、相変わらずNPCはほとんどおらず
荒廃した世界観で楽しめました。
NPCが実写なのも、なかなか気味が悪くて味が出ています。
ですがマップを移動していくと次第にSF感が増していき、景色も明るく
不気味さはどんどん減っていくように感じました。
プレイしたのが子供の頃だったので、自分の中で多少大げさになっている気もしますが
「MYST」は終始不気味な記憶だったのでその点は残念です。
ちなみに私は、ハンラスという最初のマップが一番好きでした。
人が生活していた面影はあるのに肝心の人が見当たらないという、
日常的で身近な怖さがあって良かったです。
謎解き
とにかく、歩かされることが多い印象でした。
謎解きゲームは失敗してやり直し、を繰り返すことが面白いと思っているのですが、
謎解きが発生している場所から試す場所までの距離が遠いことが多く、
繰り返しが面倒で気軽に試せなかったのは残念です。
前述した酔いがもう少しひどくなかったら、もしくは歩く速度がもう少し
速ければ、ストレスは少なかったのかもしれませんが。
特にカプターは道も複雑で、今いる地点から行きたい地点が見えないことが
多かったのであまり好きになれませんでした。
さっぱりわからない箇所がいくつかあったので、その時はこちらの
探索ガイドを見ながらプレイしました。なんとストーリーの最初から最後まで
攻略を網羅しており、PS4版用ですが、内容はPCと同じです。
探索ガイドにはただ攻略方法が羅列されているのではなく、クリックしないと
核心的な部分は表示されないようになっていたり、創意工夫が見られて
かなりの親切味を感じます。
謎解きで私が一番苦しめられたのは、ヴィレインパネルでした。
というのも最初のメモを読み飛ばし、ポッドまでなんとなく
操作してしまっていたので…汗。
説明書きの写真を撮るのも忘れていたので、こればっかりは探索ガイドを頼らないと、
ずっとクリアできなかったと思います。
ゲーム内にはスワップというマップ間をワープする仕組みがあって、
中盤からはそれを利用する謎解きが多いのですが、少し面倒でした。
巨大迷路もスワップが面倒でしたが、着想は面白いと思いました。
こんな風に、スワップのロード時間を長く感じさせないような演出もあります。
ですが、さすがに謎解きで何度も繰り返すと、どうしても面倒になってしまう…。
雰囲気の不気味さが減ってしまったのは残念ですが、グラフィックは綺麗で
どちらかというとSF寄りの雰囲気だと思ったので、
好きな方には刺さるゲームなのかもしれません。
のんびりプレイしても総プレイ時間は28時間だったので、時間が空いた時に
ちょこちょこ進められるゲームとしては良いと思います。
今回はここで終わります。
ご一読いただきありがとうございました。