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ゲーム、映画、漫画、配信などの感想を雑多に書いています。

和山やまさんの漫画の感想

 

夢中さ、きみに。

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

comic-walker.com

 

2021年2月19日時点で、上記のサイトで一部無料で読めます。

私はこのストーリーを読んでから和山やまさんのファンになったので、

おすすめです。

 

古屋兎丸さんや伊藤潤二さんの作品が好きな方はさらに面白いかもしれませんが、

知らなくてもストーリーの根幹に関わるわけではないので

充分楽しめると思います。

 

和山やまさんの漫画はとにかく絵が綺麗で、雰囲気も落ち着いているのに

突然、思わず吹き出してしまうようなギャグやパロディがあったり、

キャラクターが神妙な顔でよくわからないことを訥々と喋ったりするので

あとからじわじわ思い出して笑えるようなギャグもあります。

ギャグとストーリーが両立できている日常系漫画は少ないと思うのですが、

和山やまさんの作品の場合、ストーリーも満遍なく面白いです。

 

同作品はオムニバス形式ですが、私が特に好きな作品は

「友達になってくれませんか」です。

登場キャラクターが知り合うきっかけや、ストーリーのまとめ方など

全体的に温かくてほっこりします。

 

カラオケ行こ!

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

 

もともと同人誌として発売していたのですが、売り切れ続出で

なかなか買えず、ビームコミックスから発売したのでようやく手に入りました。

こちらは「夢中さ、きみに。」とこのあとに紹介する「女の園の星」とは

少し毛色の異なった作品かもしれません。

(メインが完全に学校ではないから、という単純な理由でしかないですが)

 

 ヤクザがカラオケ大会で最下位にならないために合唱部の学生に

教えを乞う、というストーリーだけで「なんだそれ…?」となって

興味を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。笑

 

後半に怒涛の展開もあり、のほほんと読める他の作品に比べて

手に汗握りながらページをめくる場面もあり、新鮮で面白かったです。

 

女の園の星(1巻)

女の園の星(1)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

女の園の星(1)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

 

2021年2月19日時点で、フィール・ヤングで連載中です。

オムニバス形式ではないですが、およそ1話完結なので

読みやすいです。

 

私は単行本のみ読んでいますが、初っ端から面白かったです。

キーワードは「ほんとうのほてい」です…。

私は読みながら笑いが止まりませんでした。

 

シュールなギャグもてんこ盛りですし、星先生以外の

小林先生や中村先生のキャラクターも立っていて最高です。

1巻は先生同士の関係に焦点を当てたストーリーが多く感じられたので、

今後、女子生徒とのエピソードも増えるかもしれないと思うとさらに楽しみです。

 

イラストの雰囲気もあってか和山やまさんの漫画は

女性向けと思われるかもしれませんが、

ストーリーがしっかりしているので、男性でも楽しく読めると思います。

私も男性に薦めましたが、面白いと言って全作品読んでいました。

 

和山やまさんの作品は何かを強く訴えるわけではないですが、

日常的ではあるけれど、自分では見逃してしまうような面白い出来事が

凝縮されているように思います。

読後は温かい気持ちになるので、自分の気持ちを整えてくれるようで好きです。

 

今回はここで終わります。

ご一読いただきありがとうございました。